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琳派の花園あだち 足立区制90周年記念特別展 場所:足立区立郷土博物館 開催:2022年10月9日(日曜日)から12月11日(日曜日)
琳派の花園あだち 足立区制90周年記念特別展 場所:足立区立郷土博物館 開催:2022年10月9日(日曜日)から12月11日(日曜日)

海外からも注目度の高い、日本美術の流派の一つ「琳派(りんぱ)」。

デザイン性の高さ、金箔や銀箔を贅沢に使った豪華絢爛な絵画や工芸品などが有名ですが、江戸時代後期、足立の地でその琳派が花開いたことをご存じでしょうか。
それは、江戸琳派の祖ともいわれる酒井抱一が千住にゆかりの人物だったことに端を発します。
鈴木其一門下の絵師である村越其栄と、その息子向栄が幕末から明治にかけて千住に居を構えて活動したことで、さらに多くの作品が生まれ、豊かな文化が育まれてきました。

足立区制90周年に当たる今年、平成22年(2010年)よりスタートした足立区文化遺産調査の成果の中から、千住・足立の琳派作品にスポットを当ててご観覧いただきます。

電子展覧会

スマホやタブレット、パソコンで本特別展の
展示作品の一部をご覧いただけます。

推奨環境

音声ガイド

本特別展の展示作品の中から、
15点の解説を音声で行っています。

※ スマートフォン、タブレットで
お楽しみいただけます。

360度動画

実際の展示会場の様子を、360度動画にてお楽しみいただけます。

高陽闘飲図巻(こうようとういんずかん) 酒井抱一(さかいほういつ)・谷文晁ほか/
筑波山に(みやこ)(どり)(すみ)(きり)蒔絵(まきえ)大盃(たいはい)
酒井抱一 下絵・(はら)羊遊斎(ようゆうさい) 蒔絵

高陽闘飲図巻こうようとういんずかん 酒井抱一さかいほういつ・谷文晁ほか
筑波山に都(みやこ)鳥(どり)墨(すみ)切(きり)蒔絵(まきえ)大盃(たいはい)

関屋の里に「(しゅう)(こう)(あん)」をかまえ「千住連」(俳諧グループ)を率いた建部(たけべ)(そう)(ちょう)は、琳派絵師・酒井抱一をはじめ多くの文人たちと親交を結びました。
巣兆が築いた親交の輪は巣兆死後も生き続け、弟子の坂川屋鯉隠(さかがわやりいん)が世話人を務める「千住酒合戦」につながります。
≪高陽闘飲図巻≫は、文化12年(1815年)に開催された「千住酒合戦」の様子が記録されている絵巻で、≪筑波山に都鳥墨切蒔絵大盃≫は、文化14年(1817年)の2回目の酒合戦に使用された大盃です。
千住酒合戦は単なる飲み比べ大会ではなく、その様子を絵や詩句にしたものを公開・頒布することを目的とした千住の一大文芸催事であり、次世代の交流と千住の豊かな文化社会を開花させていくものでした。

秋草図(あきくさず)屏風(びょうぶ) 村越(むらこし)()(えい)

秋草図(あきくさず)屏風(びょうぶ) 村越(むらこし)其(き)栄(えい)

ひまわりや朝顔とともに秋の草花を表現しています。周囲の葉には琳派らしい、顔料のにじみを生かす「たらし込み」が駆使されています。
千住を拠点とした村越其栄は、鈴木(すずき)()(いつ)に絵を学びました。
其一は琳派絵師・酒井抱一の優れた弟子であり、抱一と同じく千住を頻繁に訪れていました。
千住地域の神社や商家などには其栄作の屏風や掛軸が確認でき、其栄が千住の琳派絵師として活動していたことがみてとれます。

八橋図(やつはしず)屏風(びょうぶ) 村越(むらこし)(こう)(えい)

八橋図(やつはしず)屏風(びょうぶ) 村越(むらこし)向(こう)栄(えい)

琳派といえば、尾形(おがた)光琳(こうりん)や酒井抱一も描いた「八橋」と「かきつばた」。
幕末から明治の画家・村越向栄も、このモチーフを引き継いでいます。 
村越其栄の息子である村越向栄は、千住の琳派絵師として活発な絵画活動を行う一方、現在の南千住や浅草などの人物とも交流し、明治時代には千住とその近隣で向栄を囲んだ展覧会が頻繁に開催されました。こうした展覧会は、商家や地主などの名士たちが共に書画を楽しむ場であり、向栄は彼らの経済力や豊かな教養、地元の強固なネットワークに支えられ、文化活動を展開していきました。

あだち広報10月10日号

特別展の情報のほか、足立区長と琳派の研究者・玉蟲敏子氏(武蔵野美術大学造形学部教授、平成30年紫綬褒章受章)との対談も掲載。

広報番組「琳派の花園 あだち」(YouTube)

平成24年度の区制80周年をきっかけに本格化した足立区文化遺産調査。 足立区千住を中心に発見された琳派の名品の数々を、紫綬褒章を受章した武蔵野美術大学・玉蟲教授の作品解説を軸に紹介します。

開館時間午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合はその翌平日)
入館料一般200円(高校生以上)
団体(20名以上)は半額
70歳以上の方(年齢確認が必要)、障害者手帳保持者およびその介助者1名は無料。
第2・3土曜日は無料公開日
アクセスJR亀有駅北口、JR・東京メトロ千代田線綾瀬駅西口、つくばエクスプレス八潮駅南口よりバス。
無料駐車場あり
その他本特別展の開催期間中、常設展示は行っておりません。予めご了承ください。
お問い合わせ電話 03-3620-9393 / メール hakubutsukan@city.adachi.tokyo.jp

※ 新型コロナウィルス感染拡大防止にご協力お願いいたします。